元インテリアコーディネーター×教室集客コンサルタントの夢を叶える中古マンション フルリノベ―ション物語 ③理想の家づくりの「正確な見積もり」は家族の生活スタイルの把握が必須

高橋貴子の中古マンション フルリノベーション

本日は、

「元インテリアコーディネーター×教室集客コンサルタントの夢を叶える中古マンション フルリノベ―ション物語 ③理想の家づくりの「正確な見積もり」は家族の生活スタイルの把握が必須」

という内容にて、お話をしていきたいと思います。

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理想の家づくりの「正確な見積もり」は家族の生活スタイルの把握が必須

さて、今回は、

「理想の家づくりの「正確な見積もり」は家族の生活スタイルの把握が必須」

という内容について、お伝えをしてみたいと思います。

 

前回、見積もりの件で話をした時に、

施工店を選ぶ際に提出した要望書について、お伝えをしたかと思います。

 

前回、その要望書を作った事そのものはお伝えしていたのですが、

今日はその内容を、さらに噛み砕いて、お伝えしようと思います。

 

まずわたし自身はかなり、建築についての経験値があります。

実際に仕事をしており、新築やリフォームなど、100棟以上を経験しています。

 

ですが、それでも伝わりにくかったところがあったり、

あるいは逆に、要望書を書いていたから伝わったことがあったりもしました。

 

つまり、相手の施工店に、しっかり状況を把握してもらう必要があるのです。

 

今回お伝えする上で細かいことは割愛する部分もありますが、

方向性をきちんと伝えるというのを、やっていく方がいいのですね。

 

そのためには、生活スタイルの把握が外せないのです。

今回はそちらの要望の内容について、わたしの例をベースにお伝えしていきたいと思います。

 

まずはテーマと全体の方向性について、お伝えする

わたしが作成した要望書には、まず建物自体について、

住所、竣工時期、構造などを書いています。

一部をお見せすると、

・構造:鉄筋コンクリート造 陸屋根地上7階建 専用使用権 駐車場+庭

・分譲マンション 69㎡ 3LDK 名義:夫婦共有

といった形です。

 

その次に全体予算ですね。

今回の全体予算も、もともとは800万円くらいと思っていました。

ですが、お見積もりを作っていく中での相談で、1100万となり、

そこから追加工事が入って、最終的には1200万円になりました。

 

更に、自分で買った家具やらお引越しの費用、駐車場費用、

ダブルで掛かる光熱費、インターネットの工事など、

最終的にはトータル1400万円くらいになりました。

 

最初から、1000万円くらいかかるかなぁとは思っていたのですね。(苦笑)

 

設備もそこそこのグレードのものを選んでいたからです。

今回の場合、最終見積もりは、「設備などもある程度きちんと選んだ後」

に提出してもらいました。

 

なぜなら見積もりで大きく数字が変わってしまう要素があるのが

「設備(キッチン・バス・洗面台・トイレ)の仕様」だと

知っていたからです。

 

あと、要望書には、「リノベーションの目的」についても書いていますね。

これは絶対に大切です。

 

わたしは、前回にもお伝えしましたが、ホテルライクな暮らしをしたいという事で、

「何もない贅沢」と書いてあります。

 ◎テーマは「何もないという贅沢」

物がありすぎない、極力物がない空間でゆとりや趣味も満喫できる贅沢なスペースをあえて作ることで、シンプルで且つ上質な暮らしをしたい

といった形ですね。

そこにさらに、①~⑤と書いてあるのですね。

つまり、そのテーマにふさわしいもので、5つほどお願いした子テーマもしっかりと書いているのです。

具体的な内容を、一部お見せをしますと、

 

①生活スタイルの変化
事務所兼住宅で使っているマンションを、よりオンライン講座などにも対応できる間取りに変更したい。
且つ、庭の風景を取り入れて、広々とした大空間で気持ちよく過ごしたい(私の入居当初からの要望)

②主人との生活スタイルの違いを区別
事務所兼自宅にしているため、私が仕事をしている時間に主人が家に居ても、気兼ねなく過ごせる間取りへの変更

③水回り設備の老朽化
マンション購入から20年以上経過しており、水回り設備の老朽化を感じている。
主人がお風呂はもっと広くしたいという要望もあり、この機会に水回りの使い勝手も検討したい

④使い勝手が悪い収納(和室押し入れ・洋室クローゼット)の改修
南のリビングと北の洋室を一部屋にして、間仕切りなどで空間を区切る暮らしをしたい
(空間可変型のライフスタイルへ 大空間から小空間へと可変させる)
採光も南と北から取り込んで暗い部屋を無くしたい
※懸念事項 間仕切りを減らすことで冷暖房効率の低下、家族間の生活音の防音に難があることが予測される

⑤老後に備えてフラットな床の設計と洋風スタイルへ生活チェンジ
床に座り膝を折る場所を極力減らす

④などは、もともとが3LDKで作られているマンションですので、

そうなってしまうのは最初から分かっていた内容です。

空間可変型は、ちょっと難しいかなと思いつつ、書いていたりしました。

 

⑤については、今は床に座る生活もしていますが、

やがて膝を曲げたりするのが大変になってきたりするのも分かっていますので、

それも考慮した間取りにしたい、ということですね。

 

後は、全体的なイメージということで、

こういうホテルが好きですよ、というのを見て欲しくて、

その資料も付けました。

 

たとえば、

・カフーリゾートフチャクコンドホテル
https://www.kafuu-okinawa.jp/

という感じで、イメージに近いホテルのURLを貼ったり、

インテリアに関しても、好きなイメージということで、

・好きな家具
BoConcept https://www.boconcept.com

こういった家具ブランドについても、URLを貼っています。

他にも、好きなカラーや導線設計について、

 ③必要な場所に必要なものがある導線設計と収納

④インテリアのイメージ ナチュラルシンプルモダン

⑤カラーイメージ:木のぬくもりは有りつつ、白・ダークブラウンを基調とした配色

といった内容も5項目ですね。

細かく書いて、お渡しをしています。

 

家族構成と仕事、趣味などのライフスタイル

その次に、家族構成と仕事、趣味についても書いています。

たとえば、収納については、サックスをどこにいれるのかといった事や、

主人の場合だったら、カメラやオーディオはどうするのか、といった事です。

 

わたしの場合は自宅兼事務所ということになりますので、

仕事において何を優先するのか、という事も書いています。

 

主人がどういう仕事をしていて、今回のフルリノベーションに何を期待しているのか?

二人が考えている家での過ごし方や、家事の分担、

2人の生活のタイムテーブルも出しました。

 

たとえば我が家では、わたしの方が早起きで、寝るのが遅いのですね。

そうすると、主人が寝るのを妨げないようにどうするか、

といった事も書いています。

 

後は、仕事の考え方と、休日の過ごし方ですね。

たとえば、家でのくつろぎ方については、

 ・もともと、ホテルライクな暮らしをしたいと思っているので広さを重視

といった事なども、書いている訳です。

 

さらに、仕事上欲しい設備や、今のマンションで気に入っているところも書いてみています。

ネット回線がストレスなく使える環境(有線でつなぐことを希望 ダメなら無線)

②配線が汚いので必要な個数のコンセント(容量アップしてもOK)

ストレスなく作業ができる机を設置できるスペースが欲しい w1500以上レベル

④仕事の資料なども手元において作業できる収納 ワゴンタイプまたはトールタイプ

などなど結構、要望を書いています。

 

リビングなどの各部屋にも、こういう要望があって、

特にリビングは、20項目にわたって書いています。

中には少し高めの建築資材(エコカラットなど)について、

具体的な要望も書いてありますね。

 

もともと建築資材についての値段も知っているのですが、

良いものだったから使ってみたい、ということで書いてみています。

LIXIL | エコカラット
「エコカラット」はうれしい空気と暮らしをつくる壁材です。快適な湿度に保とうとする調湿機能を持ち、気になるにおいや有害な物質も低減します。デザインも豊富なので、空間コーディネートも自由自在。新築・リフォームにもおすすめ。

 

お風呂については、主人が特に要望があるということで、

こちらも相談したいということで要望を書いています。

 

ランドリースペースや洗面のところも、ホテルライクという事で、基本は大きめカウンター

収納も少なく、スッキリしていて綺麗な感じというイメージの要望を出しています。

トイレだけは、設計上どうしても動かせない場所でしたので、

基本的にはそのままなのですが、空間的にこういう見え方にしたいといった事を書いています。

たとえば、タンクが背の高いロータンクだと邪魔だから、タンク一体型の背が低いタイプが良い

といった感じです。

驚かれた方もいらっしゃるかもしれませんが、かなり事細かく書いていますよね。

これが全部、叶うとは思っていないのですね。

一旦施工店に要望を投げてみて、

その中の最適なプランをすり合わせていく、という事になります。

 

自分がどうしたいか?が決まらないと、予算も決まらない

予算の優先順位から、どうするかを決めていく、という感じにしたいので、

自分がどうしたいかをハッキリしないと、予算を決めていくのがすごく難しいのですね。

 

特にこういった大規模なリノベーションは、100万円単位で見積もりも動いていくので、

全部を叶えるという事で予算に上限が無いなら、好きにできますが、

そうではないケースの方が多いかと思います。

 

そうすると、全てのバランスの中で、捨てられるところで、捨てられない所を、

しっかりと決めていく必要があるのですね。

マーカーで赤青黄に色分けしていても良いくらいです。

 

ですので、あまり追加工事が少なくて済む見積もりを作りたいなら、

自分の要望を把握していることと、

それの設計力と提案力がある会社さんとお付き合いする方が良く、

その上で、お互いが分かっていないといけないのですね。

 

今回のわたしの場合、ほとんどそれを理解して動いてもらっているので、

結構いい感じに、工事施工も入り、図面も良い感じに上がってきた、というのがあります。

慣れていない人は、そういった要望が出せない人もいるのですが、

自分を見直す上で、どこを捨てられて、どこが捨てらないのかという見切りを、

シッカリと考えておく必要があります。

ゆっくり時間をかけても良いので、考えておく方が良いですね。

 

というのも、工事が始まると、怒涛の勢いで進んでいってしまうのです。

そうすると、建築工事の流れ上、今ならできるけど、少し工事が進んだら、そこはもう無理、

といった事があるのですね。

ですので、事前にできる限り、要望を出す方が良いです。

 

わたしが出した要望書のレベルでも、追加工事が出たりしますので、

わたしよりざっくりしている要望書の場合、さらに追加工事が出てしまうでしょう。

 

ですので、最初に家族と話し合って、譲れるところと譲れない所を確認し、

予算をどこから優先して削っていくのかは、しっかりと話した方が良いかなと思います。

 

理想の家づくりの「正確な見積もり」は家族の生活スタイルの把握が必須 まとめ

今回の内容をまとめますと、

「理想の家づくりの「正確な見積もり」は家族の生活スタイルの把握が必須」

というのは、

 

「生活スタイルの把握」がザルのよう状態だと、追加工事が膨大になってしまうか、

もし追加工事をしないという事なら、不満たっぷりの状態で引き渡しになるか、

となってしまう、という事ですね。

 

それではまた次回、お会いいたしましょう。

 

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