元インテリアコーディネーター×教室集客コンサルタントの夢を叶える中古マンション フルリノベ―ション物語  ⑭フルリノベーション建築工事 品目選びの注意点【建具 編】

本日は、

「元インテリアコーディネーター×教室集客コンサルタントの夢を叶える中古マンション フルリノベ―ション物語  ⑭フルリノベーション建築工事 品目選びの注意点【建具 編】」

という内容にて、お話をしていきたいと思います。

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フルリノベーション建築工事 品目選びの注意点【建具 編】

さて、今回は、

「フルリノベーション建築工事 品目選びの注意点【建具 編】」

という内容について、お伝えをしてみたいと思います。

 

建具という言葉について、あまり皆さんには馴染みがないのではないかと思うのですが、

これはいわゆる、ドア関係のことですね。

これを建築の業界では、建具と言います。

 

図面上では、このような感じで表現されています。

ドア関係で言うと、共用部はこちら側で変えたりすることができないのですが、

洗面所の引き戸や、納戸の開き戸や折り戸など、いくつかの形状があります。

 

今回のわたしのリノベーションについては、空間を大きく取る間取りにしていますので、

一般の家庭より、扉が少なくなっているのではないかと思います。

 

それでは実際、その扉を、どう考えていけば良いのかというポイントを、

お伝えをしていきたいと思います。

 

扉の色は、部屋全体のカラーコーディネーションから考えましょう

まずは扉の色ですが、建築の業界では、床壁天井といった呼び方をします。

その際、天井に向かって明るく作る方が広がりを感じる仕上がりになるのですね。

 

これを、もし壁や天井をダークブラウンといった感じで暗くすると、

圧迫した感じになりますので、あまり一般住宅ではやりません。

バーや飲み屋さんでは、そういった色にする事もありますが、

一般住宅は明るく組んでいくのが基本ですね。

 

今回、わたしのケースでは、

まず床は、バーチというソフトチェリーという色になっています。

それに対して扉は、最終的にはチェリーを選びました。

 

「床のより濃くなっている」と思われるかもしれませんが、

確かにちょっと濃い色になっていますね。

それ以外にも、ソフトウォールナットといった、もっと濃い色もあります。

逆に、ホワイトアッシュや漆喰ホワイトといった色もあったりしますね。

 

最初は、漆喰ホワイトにしようかと思ったのですが、

実際に見に行ってみた際、かなり真っ白だったので、

これは本格的にデザインしないと安っぽく見える、と思ったのですね。

 

かといって、全体を白ベースにして、そこにグレーを配色して、と考えると、

すこし無機質になっちゃうなと思って、チェリー柄にしました。

 

床より濃い色を選んだ理由は、実際にショールームでみると、

ソフトチェリーは、ほとんど木目が出ていなくて、立体感がなかったのですね。

 

それに比べると、チェリーの方が立体感があって、木のぬくもりがあったので、

最終的にはそちらを選びました。

 

壁は白にした方が、広がり感が出せます

通常、建具は一つを決めたら、物入も普通ドアも、全て同じ柄になります。

取っ手も同じで、シルバーやゴールドなど選べたのですが、

一つ選んだら全てそれになるのが普通なのですね。

 

ですが今回は、わたしが全て決めているので、

取っ手も、その場所に応じて、全てバラバラで選んでいます。

扉についても、普通の扉はチェリー柄ですが、

物入の扉はホワイトアッシュにしているのですね。

 

これにも理由があります。

 

チェリー柄の割合が多くなりすぎると、部屋全体が重たい印象になってきて、

広がり感が減るからですね。

基本的に、壁を白くする方が、広く見えます。

ですので、ドアはチェリー柄で良いのですが、

キッチンなどは白にしようと決めていたのですね。

 

キッチンについては、背面は白で統一しており、本体はキャメル柄にしています。

同じ色を持ってくると重たくなるので、二色を入れている、という感じですね。

 

このように、色合い一つをとっても、

フルリノベーションは色を選べるということで、楽しいですね。

それと同時に、しっかりと意味があって選んでいるという部分が重要です。

 

扉の形状や、その選び方について

扉の考え方ですが、コンセントやスイッチの位置関係も考慮して、

左吊元、右吊元、外開き、内開き、あるいは、引き戸、折り戸など、

どれが一番いいかという事で、選んでいきます。

 

実はわたしは、リフォームをするとなったら、

引き戸を多く入れたいと以前から思っていたのですね。

その理由は、開けっ放しにしておけるからです。

開けっ放しにしても、扉が見えませんので、便利なのですね。

 

また、引き込みを壁の中に入れてしまうので、スペースを有効活用できる、

というメリットもあります。

 

たとえば洗面所も引き戸にしていますが、開けっぱなしにできるのですね。

開けっ放しにしても、扉が出ていない状態になりますので、

スペースも有効活用できますし、換気もしっかりとできます。

 

そこにもし扉があると、換気もそうですし、

扉を開けている後ろ側のスペースは、何も使うことができず、

やりにくいというのがあります。

 

ちなみにトイレは、開き戸です。

これは、人が倒れた時に助けなければいけないからですね。

内開きだと開けられないので、基本は外開きにします。

 

また、こういう狭いところに折り戸を入れると、面積が狭くて操作がしにくいので、

狭い部分は開き戸が良いですね。

 

ですが、後にあまり下がれない場所であれば

引き違い戸というスライドタイプの方が、スペースとして少なくてすみますし、

一気に中も見れるので、良いですね。

 

わたしの場合は、食器を収納する部分を、スライドタイプにしていますが、

開けっ放しで食器も取り出したりできるので、とても便利です。

 

少し話が変わりますが、今回のリノベーションでは、

キッチンの収納は全て引き出しタイプにしています。

そうすると、奥まで全てが見えるからです。

 

上の方にある収納は、観音開きで良いのですが、

フロアキャビネットは全て引き出しにしているのですね。

一気にすべてが見えて、分かりやすいですよね。

 

話を戻しますと、

観音開きか、折り戸かという部分で、もしスペースが狭ければ、

観音開きの方が見えやすいかなと思います。

 

折り戸を採用するのは、大きめの収納部分など、

開口部が大きくなることで便利になる部分ですね。

 

その際、進化しているなと感じたのが、折り戸のスライドタイプです。

以前は、吊元があるため、固定して動かせなかったのですが、

今回、3枚折り戸を収納に設置した際、この折り戸が左右に動くのですね。

 

そうすると、扉を右や左に寄せられるので、探しやすくなるのです。

このようなレールで動くタイプの折り戸を採用したことで、より便利に使っています。

 

折り戸の難点としては、背の高い折り戸の場合、

ズレやすかったり、ゆがみやすかったりするという部分ですね。

 

とは言え、とても便利ですので、

折り戸は、開口部が広くて全部が見たい部分で、

スライドタイプにすると使いやすいかなと思います。

 

機能や目的に合わせて、扉を選んでいきましょう

玄関についても、折り戸で靴を入れる物入れを設置しています。

折り戸の方が取り出しがしやすいのと、

以前は、入りきらない靴が、2~3足ではありますが、土間に溢れていたのですね。

 

ですが、玄関収納を置いたことで、全て収まってしまったので、

今は、必要最低限の靴を置くだけで良くなりました。

 

また、寝室の収納には、扉を付けませんでした。

以前から、扉を閉めていると、湿気が溜まってカビが気になったりしていたので、

常に開けていたのですね。

 

ですので今回、普通に換気ができて、風が通る方が良いと思いましたので、

扉なしにしてみました。

 

最初は違和感があるかとも思いましたが、基本は寝るだけの部屋ですので、

大きなウォークインクローゼットで寝ているような雰囲気で、

思ったほどの違和感はありませんでした。

そもそも以前から開けっ放しだったからですね。

ですので、今回は扉を無しにしています。

 

 

このような感じで、全て理由があって、

引き戸や開き戸という形状を選択している、ということですね。

建具はこのように、「開けたらスイッチがある」といった配置などの兼ね合いも考慮して、

開き戸、折り戸、観音開き、引き違いなどを選んでいくことになります。

 

 

そして今回、扉を付けてみてわかった事があるのですが、

引き戸も、キッチンの引き出しもそうなのですが、ふわっと閉まっていくのですね。

要は、力を入れ過ぎてしまって、勢いがついても、

ドンと大きな音も出ず、勢いで返ってくることも無いのです。

 

すーっと閉まっていく感じで、とても良いですね。

 

建具一つをとっても、色や形状、機能で考えていく、という事になります。

わたしも今回、こういう機能が欲しいという部分から、扉の種類を選んでいます。

わたしとしては引き戸がおススメですね。

 

それではまた次回、お会いいたしましょう。

 

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