ココシャネルの言葉より~真似させる女~【教室開業・集客コンサルタント 横浜東京大阪 スカイプ全国対応】

高橋貴子の教室改善ココロのヒント集【動画付】

こんにちは。高橋貴子です。

本日は

「ココシャネルの言葉より~真似させる女~」

についてお話をしたいと思います。

ココ・シャネルの言葉にこんなものがあります。

「私は自分の髪を切っただけ。そうしたらみんなが真似をして髪を切っただけのこと。」

独自の個性があるファッションリーダーだったので、
シャネルがなにかする、
ストールをつける、
ネックレスを重ねづけする、
洒落た財布を持つ、
それだけでみんなが真似をする、真似したい女だったようです。

そして、
このときの反応は二通りに分かれます。

真似をさせるから嫌だという場合と、
真似をされるというのは魅力がある証拠だと考える場合です。

もちろんシャネルは後者だったに違いありません。

 

教室などを運営していると真似をされることがあります。

特にとんがったコンセプトを持っているような場合で、
ものすごく一生懸命に考えて開発をしたのに真似をされたと私にご相談をしてきた方もいらっしゃいます。

私自身もそうですが、やはり最初はすごく嫌な気分になりました。

「えー、真似されちゃった。あんなに一生懸命にやったのに。」
と、最初は思いました。

だけれども、私は私の当時のコンサルタントに
「真似をされるだけの魅力があるということだから、
第一印象として認められたということだ。」と言われて、
魅力があるから真似をされたのだと思うことが出来ました。

 

そしてもうひとつ考えたことがあって、
教室のカリキュラムそのものをホームページに書かれている内容で真似をされたとしても、
私が開催する教室と同じものにはならないと言い切れる自分がいたのです。

それで一瞬で気持ちはトーンダウンして落ち着きました。

 

なぜならば、
教室の魅力というのはカリキュラムにももちろんあるのですが、
先生の個性やパーソナリティが加わってはじめてカリキュラムの魅力が生きたものになるからです。

 

私が私の教室でそのカリキュラムを教えないかぎりは、
その魅力と価値にはならないと思っていました。

どんどん真似をしてくださいと言っていたわけではありませんが、
真似をした場合であっても私と同じ教室にはできません。

 

それはバックグラウンドが違うからです。

 

私はパンがメインのバックグラウンドである人間ではなく、
ビジネスの畑から来た人間なので、
その感性と感覚からパンのことを語るということは他の誰にもできないことだったと思います。

酵母メーカーをまわって社長さんと話をしたりした知識をもってそのレシピを作るというように、
誰にもない技能やバックグラウンドというものは、
やはりその教室の個性になっていく部分です。

 

私自身は忙しすぎて他人のホームページを見ているヒマがなかったのですが、
生徒さんの中で「先生と同じ講座を組んでいる人がいます」とわざわざ教えてくれました。

だけれども、真似をされるということは認められたということです。

それだけ魅力があるということです。

だから、表面上のことを真似されるのはウェブに出した時点でしかたがないというか、
それによって自分の教室の価値が上がるのであればそれでいいし、
真似した側がものすごく良いものを作ったとしたら、
さらに良いアイデアを付け加えてもっと变化させてさらに上のものを作ればいいです。

また、真似をした人があるていど以上に変えて作り上げていれば、
それはもうその人のものだとして追いかけるのをやめて、
新しいものをゼロから作るということを私ならしたと思います。

 

私が得意なのはゼロからイチを作ること。

フロンティア、開拓者として、どんどん作っていくことが得意なんです。

時代の流れを見ながら陳腐化しないように手を入れつづけるということを考えるとリニューアル的な動きはどうせ必要になります。

それをするためにも、
仮に真似をされて広がってしまったら自分は違うことをすればいいと思っています。

それがスタンダードになっていけばいい。

なぜなら、
それが広がっていくならば求めている人が多かったということで、
結果として自分自身が教えることができなかったとしても
それを求めるたくさんの人を幸せにすることができたからです。

そのきっかけを作ることができたのであれば、それはそれで悪くないです。

 

私はコンサルティングのメニューを持っていて、
それに似たような形でやっている人もいますが、
結局のところコンサルティングのメニューというのはクライアントと対面したその中身が重要であって、
表面上のカリキュラムが同じであっても中身がぜんぜん違うものになる可能性が高いです。

ここはもう、真似をされようがされまいが別にどうってことはないという感覚です。

 

私には私のバックグラウンドがあります。

コンサルタントだけではなくて、写真も撮れるし、ウェブデザインもできます。

それから営業もできて、ネットとアナログの両方ができる。

これはけっこう大きな強みだと思っています。

 

そんな観点から、
真似をされるということを私は特に「どうして?」とは思いません。

教室の先生も、
一瞬は嫌な気持ちになるかもしれませんが、
そこは「自分も一流になったんだ」と鼻歌でも歌いながら闊歩していっていただけるといいと思います。

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