こんにちは。高橋貴子です。
本日は
「レッスンをドタキャンする生徒さんの対処法」
についてお話をしたいと思います。
まず、ドタキャンをする生徒さんがどういう人なのかということがあります。
ドタキャンをする生徒さんを受け入れてしまっている教室の仕組みというのは、
キャンセルチャージの明記がされていないということが多いです。
たとえばホームページにキャンセルポリシーについて書いていないとかです。
パンやお料理、お菓子などの教室なら材料の都合がありますし、
他の教室だったとしてもです。
だから、
キャンセルポリシーを明記して、
何日前のキャンセルなら何%いただくということ示していれば、
キャンセルされても請求することができます。
それで防止をするというのが1点です。
次に2点めです。
はじめての方とか、
いろいろな方がいらっしゃると思いますが、
基本的に、前金制にできないかということを見直すということです。
ここが教室運営の難しいところで、
現金でやっているから、
気が向いたときに行けて参加しやすいと思われて、
それが集客につながっているという教室もあります。
そういう場合だと、これを変革するのが難しいということも多いです。
でも、
やはり、人間の心情としては、
すでにお金を払ってあるところを優先して予定を決めていくということがあります。
キャンセルをするとお金がかかると分かっていると
なかなかキャンセルもしづらくなります。
だから、
前金制でお金をもらえるようにできるかどうか、
つまり、
他の用事よりも優先して来たい教室だという魅力を
わかってもらえるかどうかということが、
非常に大きなポイントのひとつになってきます。
だから、
ドタキャンは、
行くということを決めている状態でお客様がお金を払っていると、
かなり減らせます。
ただし、
その分だけ申し込みも減るかもしれないというリスクはありますが、
私はどちらかというと、そちらをお勧めしています。
その他には、
ターゲットを変えてみるということもひとつの方法です。
キャンセルが多いというような人の資質、
偏見をもって言うわけではありませんが、
若い人だとそのあたりがゆるい感じで育っていることがあって、
キャンセルすることに抵抗がない世代というのもあったりします。
そういう人をターゲットにしているのであれば、
それとは違う、礼節をわきまえた、
年齢が少し上の人にターゲットを切り替えてみるのも良いかもしれません。
それから、仕方のないことだと分かってはいますが、
小さなお子さんがいらっしゃると風邪などの病気になったりして
都合が悪くなることもあります。
そもそもその層をターゲットにすると決めているのであれば、
そういうことが多くなるというリスクも含めて、
運営するかどうかを決めるということになります。
私の場合は経理上の都合もあったりして、
6回のコースレッスンの全額を前入金ということでやると決めていました。
ターゲットが、
ご自身の決裁権限でそれを一括で支払える方というふうに、
わりと年齢が高めの方になります。
ご主人に訊かなくても振り込みができるという方ということです。
みなさんの教室がすべてそうできるとはかぎりませんし、
自分が子育てをしていたときに教室に通えなかったから
そういう人も通える教室をしたい、という方もいらっしゃいます。
そこはご自身の事情に合わせていただきたいですが、
ドタキャンが多いということは、
ちゃんと説明をしていないという先生側の課題があったり、
区分けができておらず「なあなあ」で済んでしまっていたり
ということも多いです。
ドタキャンを防止したいのであれば、
あらかじめ書面やウェブサイトに謳っておいて、
その状態が発生したらきちんと請求をするということです。
キャンセル料の請求は言いにくいです。
そういう先生がいらっしゃるのも存じています。
でも、そこは
きちんとビジネスライクに処理をしていくという姿勢をもっていかないと、
なかなかドタキャンは無くなりません。
いまいちど、
ウェブサイト全体の確認をして、
それができているかどうかを見ていただくと良いのではないかと思います。
まずはそこのチェックをしてみてください。
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