こんにちは。高橋貴子です。
本日は
「10年続く教室の基礎作りは何をしたらいいでしょうか?」
についてお話をしたいと思います。
10年というのはやはりけっこう難しくて、
教室にかぎらず事業ということ全般でいうと、
統計的に10年残っている会社は5%以下で、3%くらいだったと思います。
ちゃんと続けるということが大変だったりします。
だから、
もしここをご覧になっている先生が10年続いているとしたら、
そのことをまず褒めていただきたいです。
そして、続くということには2通りの意味合いがあります。
開講はしているけれども収益が出ていなくて
赤字なのだけれどもやめていないということで続いているのか、
ちゃんと集客もできて収益も出ていて続いているのか、
それぞれで意味合いがぜんぜん違ってきます。
みなさんが望んでいらっしゃるのは、
もちろん、収益がちゃんと出て続くということだと思います。
収益が出ているということは価格設定が適切ということがあります。
収益が出る価格設定で、
しかも集客が出来ている状態が、
続けられる1つの大きな要因になってきます。
このときに考えなくてはいけないのは、
集客のコントロールを自分で出来ているのかということです。
集客のコントロールが自分でできるというのはどういうことかというと……。
たとえば計画を立てるとします。
集客の手段はなんでもいいと私は思っています。
いちばんのメインに置かなくてはいけない成約の場所は
ホームページであるというお話はしていますが、
ホームページからでも集客はできますし、
ブログからでも、
Facebookからでも、
Instagramでも、
YouTubeでも、
LINE@でも、
なんでも集客はできるのです。
それらのツールをどういうふうに使うのかということがあるにしても、
どうするのかを自分が決めて、
何をしたらどれくらい集めることになるのかを考え、
その計画どおりにできたかどうかということが、
集客をコントロールできているかどうかということになります。
私はよく自分のクライアントさんに言っていますが、
口コミというものがいちばん強力な集客方法です。
口コミによる集客は、
誰かの信用をお借りして自分を信じてもらって人が来るということになります。
口コミがたくさん入ってお客さんが決まるというのは良いです。
それは、ある人を一生懸命に満足さえることができたから、
その人のご紹介で違う人が来るということで、
口コミは最強の集客の方法だと私も思っています。
でも、それ自体は否定しないのですが、
口コミはコントロールがしにくいんです。
口コミを自然発生的に作る方法はあります。
あるのですが、これは出来る人と出来ない人ということがけっこうあって、
その話はここでは置いておきます。
だけれども、基本的に口コミはコントロールできない。
たとえば、「今月は口コミを10件とろう」と思ったら、
10人に紹介してもらわないといけません。
1人で5人とかでもかまいませんが、
その人に「紹介してよ、紹介してよ」と突っつくことになって、
これはやはり現実的ではありません。
下手をすると人間関係が壊れてしまいます。
あくまでも善意の上で「紹介したいな。言いたいな。」となって伝えてもらって、
その向こうの方のタイミングで来るということが口コミになります。
これは数字に入れられなくて、コントロールできないものになります。
だから、口コミばかりで教室が反映していきていて、
利益も大丈夫で、集客も大丈夫という先生は、
まあまあ及第点OKなのですが、
いつ、口コミが無くならないとも限らないです。
とくに有力にずっと紹介をしてくださってきた方と、
何かのボタンのかけちがいのようなことで仲違いをするとか、
その方がどこか遠くに言ってしまうとか、あるかもしれません。
そういうふうに、
他人や他の要因に依存するような仕組みを作ってしまうと長くは続かないです。
だから、基本的には、
自分でコントロールできる集客の方法を自分で作っておく。
そのいちばんの基盤となるものが、
「リスト」と呼ばれる顧客の名簿です。
通ってくれている生徒さんに連絡がとれるリストをどれくらい集めておくのか
ということが基軸になります。
それから、継続をしていくということで、
単なる継続では衰退になってしまうので、
革新をしつつ継続するということが必要です。
10年続けたいと思ったら、
まず地道に集めなくてはいけないリスト集めと集客のコントロールです。
自分で決めて集められるという仕組みを
きちんと作っていくことがベースとして必要になっていきます。
まずいちばんの基軸であるホームページをしっかり立てる、
そこに対して集客ツールを使って集客をしていく、
このすごく基本のことがきちんと出来ているということが、
長続きするコツなのではないかと思います。
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