こんにちは。高橋貴子です。
本日は
「利益率とリピート率を意識した経営をしよう」
についてお話をしたいと思います。
往々にして売上高のほうにフォーカスをされるケースが多いし、
ゼロだとお話にならないのでもちろんそれを追っていく必要があるのですが、
売上高ばかりを追いかけて利益が残らないモデルを組んでしまうのでは非常に効率の悪い経営になってしまいます。
教室モデルは物販なんかに比べたらまだ利益は残りやすいものではあります。
いろいろな経費を考えて、たとえば原価率を3割くらいに抑えられれば7割が儲けになります。
物販だと原価が3割だとしても、他にもいろいろな雑務があります。
倉庫代や広告費など、なんだかんだで乗っかってくるとおそらく粗利の部分で3割くらいというようなモデルです。
教室モデルは本来であればお金を残しやすいモデルです。
他にもっと残しやすいモデルはありますが、物販などに比べれば本来は残しやすいモデルです。
物販も量が勝負になってくるので人間が動いて儲けられる限界値があって、仕入の個数を増やせばどんどん売上がアップするものとはモデルがもともと異なります。
教室のモデルで考えたときには原価は3割、多くても5割くらいに抑えたいです。
これが7割とか8割になると本来であれば回っていかない状態になります。
自宅でやっていると、家計の財布からお金が出ていってしまうということも耳にします。
利益を残すということは、
とうぜんそれに見合う価格帯であるということが必要だし、
それに見合ったサービスを提供する必要があります。
サービスを喜んでくれて「欲しい」と思ってくれる人をきちんと探して値段をつけるという作業が必要です。
コンセプトの話になってしまいますが、ここで利益を確保する作り方をしなくてはいけません。
そしてリピート率も必要です。
半強制的というと変な感じがしますが、
単発のレッスンばかりを組んでいる先生は、やっぱりコースレッスンを組んだほうが良いです。
たとえば私の場合は6ヶ月のコースでしたが、
1回来るという人が6回来るということが確定するので集客の手間が変わってきます。
私は広告は打っていませんでしたが、目に見えないコストがかかります。
たとえば告知をする手間であったり、お知らせをするためにブログを書く手間であったりです。
単純に考えるとそういうものが6分の1になるはずです。
そしてそれを知った人がまた次のクラスに来るということでは、
通ってくれている間に次のクラスの案内を口頭でもやって、
本人が気に入ってくれて「はい、来ます」ということになればもうそれで確定です。
だから、リピート率を上げるということは基本的には必須の課題になります。
リピート率を上げやすいのは単発レッスンよりもコースを組んでやるほうです。
コースレッスンに来ている人に向けてであれば何回か通ってくれているうちにチャンスがそれだけありますからね。
それから、アップセルといって、
通ってくださっている人に似たレッスンをプラスアルファでご案内すると、通っている間にまた他のにも通ってくれる可能性があります。
通いグセがついている状態と言っていいかもしれません。
通っていることに躊躇ない状態のときにもう1つ2つに通ってもらえないかと考えるということです。
リピート率を上げるというこの視点はどのみち必要になります。
利益率を考えたレッスンづくりとリピート率、
この両方を兼ね備えたものを意識しながらレッスンを組んでいくかどうかで、
残る利益と手間のかかりぐあいがぜんぜん違うものになってきます。
広告を打たなくても集客ができるモデルを作ったりすくことも可能です。
この2つを心がけていただければ良いと思います。
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