こんにちは。高橋貴子です。
本日は
「集客しやすい教室はお客様像から考える」
についてお話をしたいと思います。
お客様の像としてマーケティング用語ではペルソナという言葉を使います。
どんな人に教えたいかや、
どんな人を集めたいかということを非常にハッキリと意識をして考えていくことが必要になります。
そして、その人を呼ぶために自分の教室で環境を整えるべきところはどこなのかと考えます。
もちろん整えられないところもあると思うので、そこを考え合わせていろいろと策を練っていくわけです。
たとえば場所が大きな要因になります。
私の場合は駅から歩くと25分くらいかかり、
バスやタクシーで来る人がほとんどですが、相当に遠いに不便な場所です。
でも、遠方からでも来てくださっていました。
近いに越したことはないのですが、
近くなくても来てもらえるような内容を作ればそれでOKです。
つまり、立地の不利をなくすためのメリットを作ったということがまず1つあります。
それから遠さを感じさせないように初回はバス停までお迎えに行っていました。
そして、かなり詳細で分かりやすい地図を作ったし、言葉地図も用意しました。
曲がる角ごとに歩いたままで見える風景の写真を添付してご案内をしていました。
本当は動画も用意しようと思っていたのですが、そこまでは作ることができませんでした。
言葉地図と写真によって、遠方からいらっしゃる人であってもそれを見ながらでほぼちゃんとたどり着けるというものを用意してできるだけストレスを減らすようにしていました。
だから、立地で不利だという人は、こういうふうに来やすくなる努力をしているかどうかということを考えることができます。
それから開催曜日です。
私は50〜60代の人たちを呼ぼうと決めていました。
フリーな時間の多い人たちではあるのですが午後はほとんどいらっしゃらないイメージがあって、
10時30分から13時30分、少し延びて14時という時間帯を基本にしていました。
この時間帯が通いやすいものになります。
曜日についてはいろいろ開催してみて統計をとったら木曜が人気でした。
次に火曜、金曜、という感じです。
水曜だと、お母さんの代わりにお孫さんを幼稚園に迎えに行ったりがあり、
月曜だと、週の始めで習い事という気分にならないとかで不人気でした。
ただ、対象を変えたら月曜のほうが嬉しいということもあったし、
不定期で働いているようなシフト勤務の人はあまり関係ないような感じでした。
このあたりのことは誰を呼ぶのかによって随分とちがってきます。
そして料金についても同じような感じです。
私はなるべく1回で振り込んでもらうようにしていました。
そうすると5万円くらいになりますから、
その金額をきちんと払える人が良いということになります。
お小遣い、お金にわりと余裕のある人がいいということで、
年齢層はわりと高めの人になり、時間とお金を自由に使える人ということを考えていました。
こういうお客様の像によってやはり金額もちがってきます。
受講回数については月1回をベースにしていましたが、イベントレッスンも組んでいました。
もっと習いたいという人で2回、3回といらっしゃることもありました。
2回、3回と通っていただくと、
1ヶ月でうちの教室に落としていただく金額が2万円ということになりますから、
そういうことが大丈夫な人を集めていたということです。
他にもいろいろな条件があるのですが、
「誰」という人たちが喜ぶようなことをいろいろと考えていました。
レシピについても、
きれいな写真を載せたかったからかなり高品質で厚手のコピー用紙に印刷をしていました。
レイアウトも自分できれいなものを作ってオリジナル・レイアウトの形です。
誰に提供するのかということを考えると、
顧客層にあわせて教室の中身をつくっていくことが必要になります。
みなさんのお話をうかがっていると、
「誰」というところに本当に合わせて教室を作っているかというとそうでもないことが多いです。
全部の年齢層に合うとか、
すべてのお客様のライフスタイルに合うということはないので、
お客様像に合った教室づくりをしましょう。
そうすれば結果として居心地がよくて長く通ってくれることになり、
そもそもそれがウェブサイトに謳ってあればきっかけとなって人が来てくれるということもあります。
そのあたりを意識していただくと良いと思います。
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