こんにちは。高橋貴子です。
本日は
「共感マーケテイングの時代 分離と統合で人のココロをつかむ方法」
についてお話をしたいと思います。
共感マーケティングという言葉にはいろいろな定義があるのですが、
私の中で思っている「共感」というものがあります。
たとえば自社の商品について「こんなにすごいんですよ」とか「何人中の何人が採用した」とか数字のインパクトを使うことはたしかに多いです。
でも、今の時代はその先の「あなた」というお客様のほうに踏み込んだ「共感」が重要です。
「そうそう、そういうことだよね」とか「それが欲しかったんだよね」という感覚です。
その一歩先に踏み込んだところまでいけば、さらに商品の良さを分かってもらえて商品やサービスが買われていくことになります。
そういう時代により深くシフトしているのではないかと思っています。
だから、事実として「10人中の9人が買います」というのはぜんぜん問題ないのですが、
その事実そのものよりも、たとえば普段からお疲れぎみのお母さんがいたとしたら、
その労をねぎらったり、「私もそうだったんですよ」という話だったりからスタートをして商品のストーリーが語られるという形だとすんなりと気持ちが入っていってすんなり買ってもらいやすくなります。
私の例としては……。
私はコンサルタントをやっていますが、とうぜん、すべてがうまくいくわけではありません。
コンサルタントとしてのキャリアの中でもそういうことを経験しているし、パン教室の中でもそうです。
売上そのものは毎年の右肩上がりでやっていたとしても細かな波はどうしてもあります。
それを調整して年度末には帳尻を合わせているだけなので、
その中には残念な思いをすることもあるし、反省をしなければいけないこともけっこうあります。
そういうこともあったと話をすることがあったりすると、
コンサルティングを受けてる人たちやこれから受けようとしている人たちから「高橋さんにもそういうことがあったんですか」と驚かれます。
でも私の中では至極当然な話で、
そういうことがあるから今の自分がいるということをお伝えします。
うまくいっているきれいな部分だけだと人は共感ができないから、
その最たるものとして「うさんくさい」状態になってしまったりします。
私は飾っているわけでもなんでもなくて言うのを忘れてしまっているだけなのですが、
うまくいかなかった話も人間味の一環として伝えると親近感を持ってもらえるということもあるようです。
だから、みなさんのサービスや商品についても、
もちろん出来上がったものは素晴らしいのだと思いますが、
事実だけではなくて、そこに対する思いや背景、作るにいたった経緯などがあると、
より納得してもらえる状態になります。
分離と統合ということで言うと、
分離というのは、商品そのものの良さや利点を伝えることです。
「この商品はこんな人に選ばれています」ということだけを言うとお客様と分離した状態になります。
そうではなくてお客様との統合を目指します。
自分の商品とお客様とをつなぐ共感のエピソードがあれば、
より深く納得をしてもらえて商品高倍率が上がるということがあります。
私は経済的にも時間的にも自分が不自由だったから、
自由になれるように、経済的な自立や精神的な自立の支援をすることをミッションとしています。
ただ稼ぐだけでは面白くないじゃないですか。
人生は短いし、好きなことをやったらいいと思っています。
そのエッセンスも加えて「飛常識な」ということを私のテーマにしています。
商品そのものの良さを謳うのは良いです。
でも、お客様と自分との接点、縁をつくれないかと考えることがお客様を理解することにつながるし、
結果として商品高倍率が上がることにつながるのだと思います。
ご参考にしてください。
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