既存顧客が離れるときに考えたいこと【教室開業・集客コンサルタント 横浜東京大阪 スカイプ全国対応】

高橋貴子の自宅教室の稼げるバイブル【動画付】

こんにちは。高橋貴子です。

本日は

「既存顧客が離れるときに考えたいこと」

についてお話をしたいと思います。

たとえば1年間くらいリピートして通ってくださる馴染みの人が離れるときにはいろいろと事情と理由があると思います。

そこの教室で学べることがもう終わったということで、卒業という形で離れる場合もあります。

良いことではありませんが、何かクレーム的な要素があって
「この先生とは一緒にやっていけない、気が合わない」ということで離れていくケースもあります。

 

あるいは価格改定が理由の場合もあります。

技術や内容によって使っていく道具類が変わるタイイングで価格改定をすることもあると思います。

そのときに既存の生徒さんが離れていくこともあります。

このときにショックを受けたりツラい思いをされる先生も多くて、よく相談を受けたりもします。

 

でも、私の基本的なスタンスとしては、
長くは通ってほしいけれども執着をしないと考えています。

大切にするということと執着をするということは別です。

大切にするということにはリスペクト=尊敬という部分もありますが、
執着には感情的な部分や粘着的な部分がどうしてもあります。

執着をすると引き留めようとしてしまいます。

 

たとえば、私は、生徒さんが他所の教室に通っていたとしてもお金の大丈夫な範囲で自分の教室にも通ってくれればいいと思っています。

それで「あの人は他のところに行っちゃっているわ」などと思ったことはありません。

学びたいものを求めて渡り歩くという人は存在するので、
そういう人はひとつの選択肢として他のところを選んだということでかまいません。

だから、まずは基本的に執着をしないと考えています。

 

私が価格というものを決めるときに「こうしよう」と考えるようになったエピソードをみなさんにひとつお伝えをします。

私の教室はコースレッスンだったので、
コースが終わって次の新規募集のときに価格を上げるということはそれほど難しいことではありません。

なぜならば、いちど習ったクラスをもういちど習うという人が少ないからです。

前よりも高くなっていたとしても自分はもう終わっているからラッキー。

初めてサイトを訪問して初めてその価格を見る人は、
それが初めて見るものだからそれほど違和感は無いはずです。

 

だから2年間で4回くらい値段を改定したコースレッスンもあります。

最初がオープニングキャンペーン価格のようなものであったことと、
私がスキルアップをして教えられる内容が充実してきたということ、
それにともなって材料ももう少し良いものを使うようになったということが単価をアップする理由になっています。

それから、認知度が高くなって希望する人が増えたときに、
上げても大丈夫だと考えてアップしたこともあります。

 

あるときに、
1年半くらい通ってくださった生徒さんが次のクラスについて質問をしてくれて、
「次のクラスはこうこうこうで」「金額はこうで」と伝えたら
「先生、パン教室でその値段!?ありえない!」と言われました。

その人もはもともとハッキリとものを言うタイプなので少しは傷つきましたけども「あ、そうなんだ」と思いました。

「ありえない」と言われたときに「この人にとってはありえないのだ」と私は理解できました。

というのは、その人は「パン教室に払うお金なんて」という言い方をしたんです。

パン教室というカテゴリーに対してその人の価値観で払うお金としては高いということですね。

パン教室に払いたいと思う金額が決まっているようでしたから。

だからその人にとっての価値が価格を超えなかったというだけなんです。

 

私はその価格を自分なりに必要な価格だと思ってつけているし、
パン教室としての価値はもちろん伝えているのですが、
それ以外の部分でも総合的に伝えているということもありました。

だからその金額は私なりに妥当だと考えて出しています。

もちろんその人は離れていきましたけれども、
新しく来る人はその価格を普通にウェブサイトで見つけて、
普通に来て、普通に喜んで帰っていかれていました。

 

思ったことは、
その価値に必要な人をちゃんと見つけるようにしなくてはいけないということです。

だから、パン教室には払えないと決めている人はそれでぜんぜんかまわないんです。

その人はその金額に合った教室を探すというだけですから。

私は私の教室の金額の価値に合ったものを認めてくれて喜んで来てくれる人を探すということにしました。

探してもらうために内容を理解できるようにウェブサイトに書きます。

 

そういうふうにそのときに決めたことは、私にとってのちょっとしたイベントでした。

「ありえない」と言われたこと。

私の中では「ありえる」んですけどね。

自分が習いに行くときにはもっと高い金額を払っていたこともあったので、その価値を感じさせてあげられなくて申し訳ないとは思いましたが、それでその人とはおしまいです。

そんな経験もありました。

 

価格に対してのブロックがある人、
それからリニューアルするときに値段を上げると離れる生徒さんが居るから上げられないという人もいらっしゃいます。

でも、ビジネスは収益が残らなければ続かないので、
暴利をとらないような適正価格であるていどの利益を残す教室運営をしなくてはいけません

お友達価格がずっと続くのはやっぱり「ありえない」から、どこかで線引きをする時期がくると思います。

そのときに私のことの話を思い出してください。

 

あなたの価値を見つけてくれて、認めてくれて、分かってくれる人が必ず居ます

もちろんその人を探さなくてはいけないのですが、
それを分かってくれない人とはそのうちに別れるときが来るかもしれまえせん。

そこを怖がっていたら前に進めないです。

そのせめぎあいをご自身の中で線引きできるといいので、このお話をヒントにしてください。

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