こんにちは。高橋貴子です。
本日は
「同業者の先生がレッスンに来てしまいます。どうしたらいいでしょうか?」
についてお話をしたいと思います。
たとえば私の場合ならパンづくりの教室にパンづくりの先生が、
お料理の教室だったらお料理の先生が来る。
そういうときに、
自分のレシピや開発したものが盗まれてしまって、
教室がヤラレちゃうのではないかという不安があるかもしれません。
だから、こういうご質問があるのだと思います。
結論から言うと、
自分の教室、あるいはご自身が、
どこを目指してやっていきたいのかという立ち位置をはっきりと決めておくのが、
お互いに不幸がなくて良いということです。
具体的にどういうことかというと……、
教室の先生には教えたくないということであれば、
ホームページや募集の告知のところに、しっかりと書いておくのがいいです。
「教室の先生はご遠慮ください」というふうにです。
お互いのためです。
それでも内緒にして、
隠して来ちゃう人もいらっしゃるかもしれませんが、
そのときは、その人はもう、そういう人なんだと思ったほうが良いです。
それが嫌だという場合には、最初から書いておく。
それから、受け入れるつもりであれば……、
良識がある人ならば、
全部をまるまる盗んでしまうような形ではしないと思います。
なにか参考にして、という形でやるでしょう。
レシピというものには残念ながら著作権がないので、
内容がほんの少しでも違っていると、もうそれは別のものだとみなされます。
そこが嫌だというならば受け入れないのが良いいです。
逆に、受け入れるのであれば、
むしろ先生に対しても教えられる先生ということで地位は上がります。
先生たちに教えている先生ということですから。
たとえば、将来的に先生を教える講座を持ちたいとか、
自分自身もそういう方たちに教えたいという方向に向いているのであれば、
先生を受け入れたほうが良いと思います。
私はコンサルタントとして教室開業講座などを持っていますが、
パンづくりのときには、特に先生を教える講座というものは、やっていませんでした。
でも、「7つの天然酵母パン」の講座などは、先生が7割くらいだったりもしました。
それはそれで、
先生方の交流もできて、
情報交換をしながら教えていたので、和気あいあいとできて楽しかったです。
先生どうしで仲良くなってコラボをされていた方も多かったです。
そういう場の核になれればいいかと思ってやっていました。
だから、私の場合は、先生でもぜんぜんウェルカムでした。
どういうふうにとらえるのかということと、
自分がめざす教室はどちらのほうに向いているのかということなどを考え、
受け入れるのか受け入れないのかという立ち位置を
最初からはっきりとさせておくことが大切です。
途中からだと少し難しくなってしまいます。
自分が将来的に教室をどうしていきたいのかということにあわせて
方針を決めていただいたら良いかと思います。
コメント