こんにちは。高橋貴子です。
本日は
「ココシャネルの言葉より~欠点こそ魅力~」
についてお話をしたいと思います。
ここから何回かはシリーズものとしてお話をしていこうと思っています。
ここに「ココシャネルの言葉」という、山口路子さんという方が書かれた本があります。
この中の言葉、格言というものが私もよく似ている考えを……、
そんなこと言ったらシャネルに失礼なのかもしれませんが、
当時にこの考え方を外向きに発信していたら、
おそらく、顰蹙をかったりしたころが多かったのではないかと思います。
でも、彼女はそんなことをものともせずに、
確たる信念を持っていて、
かっこいい女性だと、この本を読んで思っていました。
私も昔から変わっているというか、
いわゆる普通の女子っぽくないところがあって、
まず、女子のグループにあまり帰属していなくて、群れないという感じでした。
女子が集まるといくつかのグループが出来てしまって、
もちろん居心地がいいところがあればそこに居ましたが、
ことさらそこに所属をして、そしてその中の誰かに従属して支配されるということを好むタイプではありませんでした。
そして、誰かが言ったからといって心に思っていないのに従っていくということもなかったです。
だから、私はそれほど多くの親友は必要としなかったし、
たいがい一人か二人でいいと思っていました。
そんな人生を小さい頃から過ごしてきました。
同様に欠点といわれるものもあります。
今日のテーマは「欠点こそ魅力」ですが、私も欠点はけっこうあります。
よくみなさんが誤解されることがあって、
たしかに私は、
多少は人より器用にいろいろなことをこなせるかもしれないのですが、
広く浅くできても、1つだけの技能をものすごく深く掘り下げるということは出来ません。
だから、長所でもあり欠点でもあるということでいうと、飽きっぽいということがいえます。
ただし、
お仕事として「これは必要」とか「やらねばならない」ことなどもあるし、
継続ということをみなさんにお伝えしている立場もあって、きちんと継続もしています。
考え方と捉え方の違いだとも思いますが、
欠点というのはある側面から見たらたしかに欠点かもしれませんが、
飽きっぽいということも、
次から次へといろいろなことにチャレンジしていくという行為がものすごくあるわけです。
だから、私はいろいろなチャレンジをすることができて、
結果として今の技能を身につけることができました。
欠点もかならずしも欠点ではなくて、
必ず、相反する2つの顔を持っていると考えたほうが良いということです。
身体的な欠点ということでは、みなさんにものすごく羨ましがられれますが、
顔が小さくて、私の身長は164cmなのに、それより大きく見えるみたいです。
みなさん、170cmくらいかそれ以上と思われるようです。
だから、実際にはそうでなくても、スタイルが良く見えちゃうんです。
でも、その分、
顔に対しての肩幅のバランスが良くなくて、
肩がすごく張っているように見えてしまうので、
それが感じられないような服装を選ぶようにしています。
つまり、顔が小さいがゆえに体のパーツが目立ってしまうということがあって、
それを隠すというか、理解をして、服を選び、上手につきあうようにしています。
私自身は顔が小さいことをそんなに良いことだとは思っていなかったのですが、
みなさんに「顔が小さい、うらやましい」と言われて、
「あ、そうか、うらやましいのか」と後で分かったという、それくらいのことです。
この「ココシャネルの言葉」にも書かれているのですが、
19世紀にもてはやされた体というのは、ちゃんとボン・キュッ・ボンとなった豊満な肉体です。
そういう感覚からいうと、シャネルはどちらかというとスレンダーで痩せていたので、
逆にそのスレンダーな体型を活かしたファッションをファッションリーダーとして作っていきました。
欠点というものは、
欠点として自分が捉えてしまってそれ以上に動けなければ欠点になってしまうのですが、
それを逆手に取ってきちんと外向きに見せていったり、
自分がそれを許容して認めることができたりすれば長所になるのだと感じています。
そして、
たとえばご本人のことではなく教室の特徴について考えても、
相反するものはだいたい含んでいます。
たとえば、少人数制というものはある意味でレアな個性的な部分ですが、
全員が少人数制を好むわけではないという反面もあるわけです。
ワイワイ楽しく賑やかに、いつでもパーティみたいにやっていきたいというタイプの人を集めるのであれば少人数制ではないほうが良いですから。
マンツーマンでしっかり技術や技能を身につけていくということをしたいタイプの人に対してはやはり少人数制が向いています。
一長一短があるということです。
だから、
訴える相手にとって長所に見えるように自分の教室の特徴を見せていけばいいので、
欠点という捉え方をすると自分自身も教室そのものも欠点になってしまいます。
違う側面から見た場合に長所に転換できないか、弱みを強みに変えるということです。
そんな転換についてもトライしてみていただけると、
いろいろな発展や、新しい人へのアプローチもできるのではないかと思います。
ご参考になさってください。
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