こんにちは。高橋貴子です。
本日は
「効率の良い教室運営の方法を知りたいです。どうしたらいいでしょうか?」
についてお話をしたいと思います。
効率が良いという言葉をどのあたりで考えていくのかというお話です。
たとえば時給単価を上げていくという意味で効率が良いということを考えているのであれば、
レッスン料金を上げて働く時間を少なくして収入が多くなるようにしていくような方法になります。
他には、2回転でやっていたものを1回転で人数を多く受け入れられないかと考えるというのもひとつの方法です。
それから、
試作の手間をなるべく減らすということや、
そのために1ヶ月のスケジュールを組んで、「この日は試作と写真を撮る日」のような日を設けて、設定した日に集中的にやるようにあらかじめ計画を立てるということも効率化になります。
集客の意味での効率を考えると、
毎月あたらしいレシピを作って毎月あたらしいメンバーを集めるよりは、
レギュラーレッスンみたいな形で5回あるいは6回とか1年間というレッスンを作って、
そこに1人が入ってもらうようにすれば、6回分の手間が1回で終わるということになります。
どの部分での効率化を図るのかというのがポイントにはなってくるのですが、
事象を整理していくとそういうことがあるというのがまず1つです。
もうひとつ、
私が見ていて効率が悪いと感じるのはどういう人かというと、
やっぱり時間の中の、特にスピードでしょうか。
スピードの中でも返信のスピード。
この、スピードが効率化の中では大きなポイントになってくると考えています。
具体例を言います。
たとえば生徒さんから質問が来たとして、
見た瞬間に答えを出して、その場で返信ができるかどうかということです。
レッスン中は見るということがおそらくありません。
レッスンの前だと準備もいろいろとあるから大変だとして、
後だったとしてそれを読んで、そして後で回答をしようとタイプの人なのか、
見たから今すぐに回答しちゃえというタイプの人なのか、
話が重たくなければその場でじゃんじゃん回答してしまえば良いということです。
本当にじっくりと検討しなければいけないものというのは時間をかけても仕方ありませんが、
たとえばレッスンスケジュールや自分の都合について
「この日は空いていますか?」というような質問ならカレンダーを見れば終わるようなレベルならば自分の中で何か基準を決めておいたほうがいいです。
空いているかどうか訊かれたり誘われたりしたら、
行くか行かないか、受け入れるかどうかだけです。
それはできれば見た瞬間にどんどん返信をしていくようにしたほうがいいです。
返信が遅いことで良いことはまずないです。
特に目上の人や、取引先の法人の人に対しては、
お待たせをするとそれだけで心証が悪くなるということもあるし、
もちろん新規の生徒さんにしても同様です。
既存の生徒さんであっても遅いよりは速いほうがいいですね。
本当に絶対的に私が分かっているひとつの法則があって、
返信が遅い人と速い人では、
98%に近い確率で返信が速い人のほうが仕事ができて、お金も稼いでいます。
「これくらい稼ぎたい」というのがおそらくありますよね。
月商で50なのか70なのか100なのか。
30からスタートしてもいいし、
いくらからスタートしてもいいのですが、
お金を稼ぎたいと思ったらまず返信を速くするのがいいです。
この密接な関係。
遅い人ですごく仕事ができてお金がまわっている人を私は見たことがありません。
返信の遅い人は何事にもルーズになりがちで、
グダグダになりがちなのでお金についてもルーズな人が多いです。
お金にルーズで時間にもルーズな人というのはルーズな人としか付き合えないんです。
本当に仕事ができている人は時間を使うのが上手で、決断が速くて、
それらが遅い人とは付き合えません。
ということは、
返信の遅い人はそういう良い「気」を持った人や上手くまわっている人と付き合えない可能性が高いです。
結果として自分の中で処理をしていくか、
そういうちょっと遅いタイプの人と付き合っていくことになります。
ちなみに、これはビジネス上の話ですから、性格上のことは自分でどうにかしてください。
たとえば「ゆっくり歩いていこうよ」とか、
旅行のときに「計画を立てなくてもいいんじゃない?」というのが好きな人はそういう人と一緒に居たほうが幸せです。
だから、この話は、プライベートではなくて仕事の話です。
いわゆる一流の経営者だと秒速で決断や判断をしていくので、
そこで判断が止まるような相手とは基本的に付き合いたくないから、
たとえば誰かに師事をして学びたいと思ったときにはそういう人と付き合うことになる場合があります。
そのときに、自分の速度感を高めておかないとそういう人にはまず好かれません。
その人と出会うかどうかは別にして、
効率化というものを目指したら、スピード感が大切です。
決断のスピードと返信のスピードを変えるだけでも、
もしかしたら売上が1.5倍から2倍になるのではないかと考えています。
まだ実証はできていないのですが、肌感覚でそれを思っています。
私のクライアントでも、基本的にそういう感じの伸び率が出ています。
返信が速い人ほど伸びが速いです。
おそらく単純にお客さんにも好かれるからだと思います。
だから、この人だから速く返信する、この人だから遅く返信するというのは無いほうがいいです。
安心感と信頼感につながるので、
もしも効率よくやりたいというのであれば、決断のスピードと返信のスピードを上げてみてください。
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