こんにちは。高橋貴子です。
本日は
「集客しやすいビジネスモデルを作ろう」
についてお話をしたいと思います。
先に結論を言ってしまうと、
生徒さんが望むレッスンや教室の特徴を持っていると集客がしやすいということになります。
当たり前といえばそうなのですが、いざ自分の教室となると案外と難しい場合が多いです。
なぜかというと、
教室を開きたい人は何かしらの伝えたいことがあったり教えたいことがあったりして、
それが必ずしも時代のニーズに合っているとはかぎらないからです。
私がこの動画を撮影しているのは2018年の6月なのですが、
おそらく今の流行りとしては低糖のものやグルテンフリーのものになります。
流行りのものには一過性のものもあれば定着するものもありますが、
いずれにせよその流行りのものを多くの人が求めるわけです。
だから、流行に乗ったもののほうが特徴が何もないものより集客がしやすくなります。
それから自分が呼びたい人の属性もあります。
たとえば私は低糖パンの教室をやっていましたが、
当時のターゲットは糖質制限をしている人です。
それも、やらないとかなり体の調子が悪くてお医者さんに指示されているようなハードな糖質制限ではなくて、もうちょっと手前の人です。
なおかつ、自分でもパンを作ったことはあるけれどもあまり上手には作れなかったという人や、
作ったけれども美味しくなかったという経験を持っている人です。
また、これはやり始めてから分かったのですが、
家族の中で糖質制限をしなくてはいけない人がいて覚えたいという人や、
バリエーションを増やしたい人、コストを下げたいという人などもいらっしゃいました。
いつも低糖パンを買っているとけっこう食費がかさみますから自分で作るというほうが良かったりしますからね。
私の場合はそのあたりで集客しようと決めていました。
普通のパンを食べられるけれども、
流行りということで低糖パンに興味を持ったという人もいらっしゃいましたし、
プチ・ダイエットで糖質制限をしていきたい人、
そのあたりを少し緩めにセグメンテーションをして、時代のニーズがあるのも分かっていました。
それに、他の教室が連続のコースをまだ当時は立てていなかったということもあって低糖パンのクラスを作りました。
望まれるものをリサーチして作り、
欲しい人に届くようにキーワードを意識して講座を作ったということです。
だから低糖パンのクラスは集めやすかったです。
では、私がもともと低糖パンを教えたい人だったのかというとどうでしょうか。
大きなミッションとしてはプレゼントしたくなるお洒落な天然酵母パンというものがありました。
低糖パンは天然酵母パンではありません。
でも、パンを作るのが自分の歓びであると同時に、
それを食べてくれる人が喜んでくれるようなパンであるという括りで考えれば低糖パンを扱ってもぜんぜんかまわないわけです。
しかも、成形が面白くなくて見た目が楽しくない低糖パンが当時は多かったですから。
そのときにお洒落な成形のパンを提供するということはそれを望んでいる人たちにとってとても嬉しい内容となっていたので、遠方から飛行機や新幹線を使ってでも来てくださる人もいらっしゃいました。
そういうビジネスモデルを作ったということです。
無料相談などで「私はこういうものを作りたい」というお話を聞くことがあります。
それがあるからいろいろな知識を学んでいるのだと思います。
でも、そのときに、
その業種業態がマーケティング用語でいうところのレッド・オーシャン、
すなわち競合がたくさんあってお客さんのほうが少ない市場だったりするとやっぱり厳しいです。
集客しやすいビジネスモデルを選ぶということは必ずしも自分ができるものではないかもしれません。
だから、何を自分が最優先でやりたいのかということを考える必要があります。
あるていどの収益ベースで考えると、
お客様が望むものをどう提供するのかをリサーチして捉えた状態でレッスンを開発していかなくてはいけません。
それがきちんと作れれば距離や時間を乗り越えて通ってくれる人も多くなります。
本当はそれを見つけることが第一に必要です。
自分が作りたい教室ではなくて、
望まれるものをリサーチしてアレンジして作るというのが集客しやすいビジネスモデルの作り方です。
そのあたりを考えながら最初のコンセプト作りをするのが良いのではないかと思います。
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