教室のレシピと料金設定どちらを先に作ればいい?【教室開業・集客コンサルタント 横浜東京大阪 スカイプ全国対応】

高橋貴子の教室の先生お悩み解決チャンネル【動画付】

こんにちは。高橋貴子です。

本日は

「レシピと料金設定は、どちらを先に作ったらいいのかを迷っています」

についてお話をしたいと思います。

単純にこの2つの要素だけであったとすると、
レシピの配合と料金とでいえば、材料がわかっているわけですから、
その材料費にプラスして自分がほしい利益を乗せるという考え方をすれば、
レシピを先に用意して、
それに対して料金が決まってくるという基準になりそうです。

料金設定が先にありき、
たとえば近隣の他の教室と比較をして、
「これくらいじゃないと集客ができないっぽい」
と考えて料金を決めてからレシピをつくると、
安めになったり、
レシピの内容としてあまり良いものが使えなかったり、
特徴的なものが作れなかったりします。

 

だから、どちらかといわれれば、
レシピのほうが先で、料金は後というのが良いと思います。

 

ただし、レシピも、
どんな生徒さんに来てもらいたいのかということがあって、
その人が喜ぶレシピでなければ集客ができません

だから、
コンセプト、
つまり教室の特徴や、
どういうもので来てもらいたいのかというような
おおまかな枠をレシピづくりの前に作ります

そして、その人達を呼ぶために必要なレシピということになります。

 

わかりやすい例をひとつ。

私の教室では低糖パンのクラスがありました。

6~7年前の当時は、
コースでやっている低糖パンの教室というものはありませんでした。

コースレッスンになると、材料費も高いです。

普通の小麦は500円くらいだとして、
私は鳥越製粉さんの「パンdeスマート」というものを使っていたので
2000円くらいでした。

高いです。

ただ、
作れるパンの量は倍くらいはあるので、
実際の料金差は2.5倍くらいです。

このパンを習いたい人ということで、
糖質制限をしている人とか、
糖尿病の方に向けてやっていました。

原材料が高いということがありましたが、
付加価値として、
他の教室では習えないということと、
習うことで、高い冷凍パンを買わなくても
自宅で焼きたてのパンを食べられるということがありました。

いちど習っておくと、
食費ということでいえば、
翌月あるいは翌々月からプラスに転じていく
という内容にもなっていました。

お値段としては8000円近くするようなパンのクラスでしたが、
普通に満席でした。

 

パン教室で8000円というのは高いほうだと思うのですが、
低糖パンという特化した部分と、
必要な人に届けるということと、
普通の冷凍パンを買うよりも安くて健康的で、
家族のために自由な量を作ることができるという、
しかも成形でアレンジをできる、
そういうメリットがありました。

そこの相殺ができると、
価格はあまり関係なくなってしまいます。

だから、
レシピと料金設定の2つについてでいえば、
基本的にはレシピが先で料金が後です。

その料金も、
教室業の全体の中でどういう立ち位置でいるのかということを考えると、
他の人がやっていないということで
高い料金を設定したとしても価値を感じてくれる人がいるのであれば問題ないです。

 

もちろん地域性などはありますが、
たとえば、それがすごく必要な人にとって本当に必要なものであれば、
飛行機に乗ってでも新幹線に乗ってでも来てもらえます。

実際に私も、パンなどではありませんが、
受講料よりも高い交通費をかけて何かを習いに行ったりしています。

 

人の気持が動くのはかならずしも価格ではないというところで
組み立てをしてもらえれば良いかと思います。

どうぞご参考になさってください。

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