こんにちは。高橋貴子です。
本日は
「伝えていなければ伝えたことにならない」
についてお話をしたいと思います。
タイトルを聞くと当たり前じゃんて思うかもしれませんが、
伝えていなければ伝えたことにならないということは意外とできていない方が多いです。
だから、こうやって動画にしています。
どういう部分でできていないかをこれから解説します。
伝えていなければ伝えたことにならない、
つまり、何もやっていない事と同じだということです。
例をあげます。
私は会社で部長職をしていて、
部下の人材育成をしたり、面倒見たりして、
部下を育てるということが日常業務のルーティーンの中に入っていました。
連絡・報告という部分で本人の自主性は重んじます。
そして、
会社員だった時もコンサルタントである今も方針は変わっていないのですが、
依存させないコンサルタントであるという風に今は言っています。
育てるのは正直に言えば面倒です。
答えを本人がちゃんと口にだして言えるように、
考え方を導くような質問をするというのはかなり大変で、
答えを伝えてしまう方がすごく楽です。
とても急いでいるような時にはそうしますが、
そうでない時には「自分はどう思うの?」とか
「どうしたらいいと思う?」と訊いて、
頭の中を本人に考えさせてから「じゃあ私の答え言うね」というのが割と私のスタンスです。
だからコンサルタントとしてのクライアントさんに対しても、
指示待ち人間を作ってしまうと、
独立して自分で考えて事業をやっていくという時にアイデアを作る脳にならないので、
基本的には自分で考えてもらうようにしています。
それはさておき、
伝えていなければ何もやってない事と同じというのは、
例えば私が「○○さんこれはどうなりました?」という話をした時に、
「それはもうやってあります」とか、
「これは心の中でこんな風に考えていて取り組もうと思っています」みたいな返事についてです。
あるていど日数が過ぎたから訊いているにもかかわらず、です。
「2〜3日前にやってありました」などと言われても、
私がとらえる事実としては、
残酷ですが、その人はやってなかったと一緒なんですよ。
だから、
やっていたのであれば「やってるよ」と言うようにしないと
やってない事になってしまうということです。
一方で本当にやってない人もいたりします。
けれども、やっていて言わない人も実際にやっていない人も世間的な評価はどっちも一緒です。
これはよく考えてみると当たり前だけど結構深い話なんですよ。
やっているのに伝えなければやっていない事になって、
外見から見たら評価はやっていない人と一緒になるんです。
ことさらに自分がこんなに頑張っているとかは言う必要がないけれども、
必要最低限に、相手が安心すると思えることは、
途中経過でもマメに伝えていく方がコミュニケーションが上手にいきます。
コミュニケーションが上手な人と下手な人のいちばん大きくて決定的な違いは、
伝えているか伝えていないかだと私は思っています。
仕事ではなく、男女関係でもそうです。
例えば「君のことを想っていたよ」とか言ったら「態度か言葉で言え」ということです。
男はそんな事かっこ悪くて言えないというのもわかるんですけど、
言わなければ何も持っていないし、
なんにもやっていないとほぼ同等になってしまうんです。
それを察してくれよというのは無理です。
夫婦で阿吽の呼吸というのはあります。
でも、やっぱり、
この人がこう考えるからこうだろうという事を相手に委ねるのは怠慢なんだろうと思います。
自分はどう思っているのかをちゃんと伝える。
だから外国人の方とかはフランクに、
日本人が思うこっぱずかしい事だってハグしたり、キスしたり、
愛してるよとか言うわけです。
日本人はそういうの下手ですよね。
思っている気持ちを素直に伝えるというのはコミュニケーションの第一歩だと思うし、
伝えてなければやってない事になるのであれば、
その人のためを思ってやっている事は、
特に仕事に関する事はちょくちょく報告しておく方が相手も安心できます。
先生と生徒さんという関係だったとしても伝えるという事をしてないと、
何もされていない、放置されている私みたいに思われてしまいます。
伝えていなければやっていない事と同じ評価になるという事も理解して、
こまめにコミュニケーションをとっていきましょう。
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