こんにちは。
高橋貴子です。
今日は、事業のライフサイクルと
うまく事業をまわし続ける上で心がけたいことについて
お話をしてみたいと思います。
みなさんは、「プロダクトライフサイクル」という言葉は聞いたことはあるでしょうか？
製造関連のお仕事に就いたことがある方なら聞いたことがあるかもしれません。
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プロダクトライフサイクル（Product Life Cycle）とは
製品が市場に投入されてから、次第に売れなくなり姿を消すまでのプロセスのことをいう。
いわばその市場における製品に関する需要の寿命を示したもので、
製品を生物の一生にたとえて考えることから、
ライフサイクルという表現が使われている。製品ライフサイクルとも言う。
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画像イメージはこんな感じです。
製品と同様に、ビジネス（サービス）にも同様のサイクルがあり
導入期
成長期
成熟期
衰退期
があります。
導入期はまだ初期の段階で認知も少ない状態、
そしてそれが認知されて市場規模も大きくなっていくときに
成長期・成熟期を迎えます。
そして最後は衰退していく という流れです。
これ、教室のレッスン作りとか、
新コースやレッスンを作るときにも同じことが言えます。
必ず時代のトレンドというものもあるし、
人気のコースがずっと人気であり続ける（特に何も改革をしない場合）というのは
かなり難しいことなのです。
だから定期的にメンテナンスという意味でも、
コースリニューアルとか、レッスンの内容の刷新などを図ることをおすすめしています。
もちろん、私自身もそうしてきて、売り上げや生徒数の増加を行ってきたわけです。
その際の考え方というかタイミングについて、あるひとつのことに最近気づきました。
それは、
「うまくいっている時ほど手放す覚悟をする」
という思考法です。
超人気のレッスンとかって、やっているときはずっとその状態が続く気がしますよね？
実際に超人気のレッスンが数年続いている先生もいるかもしれません。
でも、正確にはまったく同じことを続けるだけでは同じようには予約が入ってこなくなるはずなのです。
その原理は上記の「プロダクトライフサイクル」の理論だからです。
人気が出ているときというのは、おそらく「成長期」または「成熟期」なのです。
そして、その後に待っているのは「衰退期」
これは自然の流れなのです。
業界によっては、長さとかアップダウンの激しさは違うかもしれませんが。。
料理業界はそれほど激しいアップダウンはないかもしれませんね。
ただ、私は、講座が人気になってきたら、そしてその状態が１年以上続いたら、、、
いずれ来る衰退期のことを考えて、
「一番いい状態で利益が出ているときに、
新しいことを企画して、投資をします」
人気の講座を持てているということは、利益が出ています。
だから、多少の投資的な失敗をしても、そこまで痛手ではありません。
あ、ちなみにここでいう投資とは、不動産投資とか、証券投資というものではなくて、
新企画、新しいレッスンを作るために学ぶことや、
設備や道具を整えることを含めて投資と定義しています。
そして、時には、うまくいっているからこそ、いずれ来る衰退期のことを考えて
その講座を手放す覚悟をすることもありますし、
あとどれぐらい時代のトレンドは自分のアイデアに味方してくれるだろうか？
ということも考えて、次の手（新企画）を打ったりすることもあります。
そうして、私はずっと事業を右肩あがりで運営してきましたし、今でもそうしています。
ここ、タイミングを見損ねると、
いつまでも、人気講座だったときの面影を追いかけて手放すこともできず
（時代の流れが変わっていることに気づかない）
結果として、生徒さんが来なくなってしまう教室を作ってしまっている先生も多いことに最近気づきました。
時代の流れを読む目も必要なのです。
先生のご相談に乗っていると、
・この講座はこういう生徒さんが要望するから、
・この講座はこういう人が欲しいっていったから
・この講座はたまにお問い合わせがあるから
・この講座は人気だったときもあるので、、、
など色々な事情と理由で、講座の整理ができなくて
結果、生徒さんのいわれるがままに講座を展開して、
時代の流れやトレンドを無視して、
結果自分が疲弊して且つ収益が上がらない教室もあります。
これ、講座を全部を残すことで集客と収益の確保を目指そうとしているからなのですが、、、
実際は逆で、
手放すものは覚悟を持って手放した方が
内容も整理されてシンプルになって、
結果、集客が楽になり、収益もアップすることも多いのです。
だから、
「順調な時ほど、手放す覚悟をする」
時代を見る目とともに心に留めておきたい思考法です。
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