こんにちは。高橋貴子です。
本日は
「明るいところを向いて歩こう」
についてお話をしたいと思います。
人生を生きていくうえではいろいろな事象が目の前に現れていきますよね。
そして、その時の経験には辛い事や悲しい事ももちろんあって、
もしかしたら人生の中での暗い事になるのかもしれませんが、
それというのはやはり強烈なインパクトがある出来事なだけに
そこに目を向けがちな人が多かったりします。
でも、その「暗い事」を見ていても前には進めません。
そこはそこです。
明るい道という光がさしている場所があるのに暗い方に向かって自分が方向を見定めてしまうと、明るい道が見えなくなってしまいます。
見方を変えると、実は起こっている現象は一つで、
それに対して自分が幸不幸を決めているという部分でもあったりします。
明るい方を向くということは、
幸運に満ちた人生を生きていけるっていう事にもつながると思っています。
たとえば私の場合には、
著書の方にも書いてますけど、
とにかくお金がなくて貧乏な生活を過ごしていた幼少期、学生時代が全部そうだったんですけれども、
だから遊ぶこともできてなかったし、
お金がなかったのでいろいろな遊び場とかに行けなかったし、
勉強は自力で自宅で参考書を自分の小遣いで買ってやってました。
誰かに「女二宮金次郎」とか言われました。
だから、大人になってから叶えてはいますが、おしゃれとかも出来ませんでした。
今は、行きたい場所に行って、観たいものを見て、食べたいものを食べて、
欲しいものを買って、というような事ができているし、
やっぱり出会いたい人と出会う場所に自分が行けるということは非常に嬉しい事です。
そういうものも昔の体験があったからこそ、
ここを見て私はずっと歩いていたので、手に入れる事が出来た未来があります。
その過去が全部ダメだったのかというと、
その過去があったから私はお金には相当シビアだったし、
誰かに騙されるということはほぼありませんでした。
契約書的なものも含めてですけど、
たとえば生徒さんで何か契約をして、
「その契約書は、たとえばこんな事になって……」と聞いたときに、
「いや、これはないでしょ。この契約は。」というのをしてしまっている人もいました。
まぁ世間には悪い人がいっぱいいるわけで、
勉強代としてしょうがないんですけれども、
そういう内容というものが分かっているということは財産になったし、
そういう想いがあったからこそ似たような境遇の人を応援する気持ちが出たり、
好きなような事を出来るっていう道をつくっていくという技能と技術と根性があったりします。
根性は特に身についたように思います。
アルバイトもいっぱいしました。
すごくいろいろなアルバイトをしました。
家庭教師とかもやったし、
3つくらい掛け持ちしてやってた事もありました。
だから、社会人になって忙しく動いておりますけれども、
「時間をそんなに上手になぜ使えているんですか?」と質問もされますが、
私自身では、そんなにまだうまいと思ってないのですが、
いっぱい掛け持ちしてやってた時代があって、
その時代の時間の使い方からすると、体力的なことも含めて、ずいぶんとラクということもあって、どうにかできたっていうのは間違いないです。
つまり、人生経験というのは、何も全て無駄な事はなくて、
反面教師の父親がいるからまともな経済観念のある人と付き合おうというイメージがついていたし、
騙す人は私の周りには寄ってこなかったし、
お金の無心だけをするような人は付き合いを絶ったりして、
そういう形で寄せ付けないようにする能力とかも身につきました。
やはり経験というのは表裏一体です。
だから暗い部分をみないで前向きな明るい部分を見つけることが出来ると、
人生どうにでもやっていける能力が身につきます。
たとえば今、腹立たしい事や悔しい事とかがあったとして、
そこだけにぐーっと見に行ってしまうと、
こっちの明るい未来が見えなくなってしまうので、
今の事象の中から何を教訓として得るのかという事を考えてみれば
今、自分が課題として見なくてはいけない課題がそこに入ってきている事がとても多いです。
これは自戒も込めて言っています。
「未来は明るい方を見ていく」というこの言葉を、
ちょっと考えてみて頂けるといいかな、と思っています。
コメント