こんにちは。高橋貴子です。
本日は
「ファンをたくさん作って教室経営を安定させたい。どうしたらいいでしょうか?」
についてお話をしたいと思います。
まず、ファンをつくってあるていど固定にして、
言葉はあまり好きではありませんが囲い込みという人もいますが、
ひとつの組織・団体みたいなものを作り、
その中でみなさんに良質な情報を発信していくことでファン化して、
場合によってとくには何かの販売をしたりしてマネタイズを行っていくというケースがあります。
でも、
教室の生徒さんであれば本来ならその状態が出来てしまっているはずです。
そのコミュニティに対して自分がどこまで力を入れていろいろな発信をしていけるのかということと、
自分の魅力や得意な部分をどう作ってどうみんなに伝えていくのかという部分です。
たとえば私の場合は月額会員制のサロンを2つ持っています。
1つはLiving起業アカデミーといって、
私がコンサルティングをしているメンバーが集まっているサロンで、Facebook上で展開をしています。
それから、私は来年、出版をする予定なのですが、
その本の企画内容や付随するイベント、私がやっている他のイベント等をシェアしながら思いを書いて、
それを読んで楽しんでいただくことで参加していただくというのがもう1つのサロンです。
それぞれに趣旨が異なるので発信する内容やイベントもぜんぜん違うものになることもあります。
一種のファンクラブのようなものになるので、
すごく魅力的なイベントやセミナーは、まずそのファンクラブから告知をして、
あまった席を外に出していきます。
外といっても最初はLINE@やメルマガで、
そこからさらにあまった席をFacebookのタイムラインやブログ等で紹介していきます。
どうしても段階別のハンドリングというか「えこひいき」になります。
自分に親しいところで、より強いファンであるとおっしゃている人たちですから当然で、
この人たちにはやっぱり「えこひいき」をしてあげないといけません。
つまり情報の発信速度が違ってくるので、
同じ情報であったとしてもタイミングをズラしながら発信していかなくてはいけないし、
それぞれの会の趣旨に沿った発言と、みんなが喜ぶ発信と、
みんなが喜ぶイベント作りを考えなくてはいけないです。
だから、マメじゃない人には意外とツラいはずです。
それでも楽しいと思ってやれる人はコミュニティ作りに向いていますが、
けっこうマメじゃないと厳しいです。
1対多数という関係性なのですが、
水面下ではメッセージ等で1対1で話をしていることもあります。
必ずしも1対多数ではないので、
きちんと返信をしてあげないとコミュニケーションがうまくとれなくなってしまう場合があります。
だから、コミュニティ運営に向いている人はマメで返信が速い人です。
ふだんからマメに配信できない人、返信をできない人は、
おそらくコミュニティづくりには向いていません。
自分の魅力が云々ではなくてそれ以前の問題です。
そのうえで、どういう方向で会をつくっていくのかとか、
どういう方向でやっていこうかと考えていくのがコミュニティ作りやサロン運営になります。
単に情報発信をするだけで会員になってというのは、
ちょっと今の時代では難しいのではないかと思います。
ファンということであればファンサービスをしなくてはいけません。
通常の教室運営に加えてファンサービスですからそれもひとつのしっかりとしたお仕事になります。
それがあるから、サービスとしてのセミナーに行こうとか、
飲み会に行こうとか、パーティに行こうとかなっていくはずで、それなりに手間がかかるはずです。
でも、それがきちんと運営されていればもちろんファンが増えるし、
喜んでくれる人も増えるし、固く長く続く人が増えるのではないかと思います。
絶対にやらなくてはいけないということではありませんが、できていれば経営は安定しやすいです。
特に、月額課金のような形で考えられるのであればです。
まず、自分の資質がサロンの運営に向いているのかどうかをチェック。
そして、ご自分の魅力をどうとらえるかということについては、
自分自身で考えてみることに加えて、生徒さんに訊いてみるというのも良いと思います。
たとえば、私の場合は「姉御肌」「面倒見がいい」というようなキャラクターがあるので、
ワイワイとみんなでやるイベントの発起人みたいな形でやっていたりします。
もちろんコンサルタントだから教えたりはしています。
だけど、遊ぶときには普通に遊ぶので、そういう会を作ったりするということで運営をしています。
自分のキャラクターをどの立ち位置で見せていくのかということを考えて、
会の趣旨に賛同してくれる人を集めていく。
そして飽きさせないように適度にイベントを立てつつやっていくというのが、
オンラインサロンや月額会員コミュニティの運営だと思います。
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