こんにちは。高橋貴子です。
本日は
「サービスを語るときにはストーリーを語ろう」
についてお話をしたいと思います。
サービスを伝えるときに、
たとえば
「うちの商品はこういう特徴があって、こういうスペックがあって、便利でいいですよ」
というような紹介も一部には必要です。
でも、商品そのものの実際の現実的な話ばかりだと人の感情はあまり動きません。
人間の脳の性質として、
人の感情が動かされるものは物語に起因するということがデータとしても出ています。
私はもともと書くのが嫌いではないです。
出版した本はビジネス寄りに書いていますが、それでも物語のような要素を含んで書いています。
だから、買ってくださった先生からは
「一気に最初から最後まで読み終えました」とか
「共感しました」というお声をたくさんいただいています。
ビジネス書にしては珍しく、事象やマニュアルだけではなく、
マインドの部分も整えた状態で実践をしていこうということを書いている本で、
もともと共感ができるように書いています。
じつはこの「共感」がすごく大切で、
あらゆる商品やサービスを紹介するときに、
何かストーリーがあってその商品やサービスが存在しています。
個人的に私は「ガイアの夜明け」と「カンブリア宮殿」が好きで、
いつか「カンブリア宮殿」に出てみたいと思っていたりします。
あれらの番組には、社長が苦労したりするストーリーが何かあるわけです。
最近だと、ハウステンボスの澤田さんのお話も好きですし、
ジャパネットたかたの高田さんのお話も好きです。
大きなことをやりとげた人には何かしらのストーリーがあったりします。
商品が生まれるという背景にも絶対にストーリーがあって、
そのストーリーを語ってからその商品があると伝えると
「そういう過程があってここに至るのか」となって、そう思うと買おうと考える可能性も高まります。
私は先日、沖縄に行ってきたのですがお塩を買いました。
それは、「満月の塩」と「新月の塩」とがあって、
それぞれの日に採取して塩田で手間暇をかけて作ったものです。
占星術などをやっている人は満月と新月の意味をご存知だと思いますが、
その事情を知っていると、
私はそれでバイオリズムを整えている人を知っているのでその人へのプレゼントとして買いました。
お塩にしては安くありません。
もちろんミネラルなどが多いのですがそれは数値で表される事実です。
だけれども、満月と新月には、願いをかなえるとか達成していくとかストーリーがあり、
そのストーリーを語って渡してあげると、もらうほうもそういう気持ちになったりもしますよね。
私自身もストーリーが好きです。
だから商品を作るときにはそのストーリーを聞きたいし、
自分がプロポーズ=提案やプレゼンテーションをするときには、
なぜそれをやっているのかや、どんな思いでその商品が生まれたのかを熱く語ったりすることがありますし、人に熱く語られることもあったります。
そういうのは楽しいし、
それが共感できれば結果として成約に結びつきやすいということもあります。
事実よりも、感情や物語に人は惹きつけられます。
奇をてらうことはないのですが、
何かがそこに生まれるということは絶対にストーリーがあるので、
それを上手に伝えられるように訓練をしていくのも良いのではないかと思います。
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