こんにちは。高橋貴子です。
本日は
「オマージュをすると自分のビジネスも加速する」
についてお話をしたいと思います。
オマージュという言葉があります。
これは真似るというニュアンスを含みますが、
ただ単に真似をするだけではなくて、
対象についてのリスペクト=尊敬があって、
その尊敬の気持ちを込めて自分のアレンジを加えて違うものを作ることがオマージュです。
やはり売れているものや人気のあるものは必ず理由があります。
もしもご自身の教室がいまひとつ流行らないというようなときに、
流行っている教室のぜんぶをコピーしてしまうのではなく、
受けているエッセンスを取り入れて真似をする、
リスペクトを込めてオマージュをするということができます。
基本的には、
何が理由になってそこが人気になっているのかということを分析する必要があります。
たとえばホームページの場合だとします。
私もよく診断をさせてもらうのですが、分析するポイントが3つほどあります。
まず、全体的なデザインのレイアウト。
申し込みをしやすい導線の設計になっているかどうかがひとつの大きな部分です。
それから、色合いなども含めて対象顧客が喜ぶようなデザインになっているかどうかもあって、
この全体的なデザインのレイアウトが1つめです。
第2のポイントは、教室にお誘いをしたり、レッスンを紹介したりする文章です。
コピーライティングという領域になりますが、
文章として上手に表現されていると魅力が伝わるので、読んだ人が行きたくなります。
これが2つめのポイント。
そして、3つめのポイントは写真です。
もちろんプロが撮った写真は上手にできていて、それは当たり前なのですが、
今はスマホ等でもけっこうよく撮れます。
私自身は一眼レフをお勧めしていてそのほうがきれいに撮れるのですが、
たとえばiPhoneなどはカメラがすごく良いのでヘタな普通のカメラよりもきれいに撮影できたりします。
それからアプリがいろいろとあって、たとえば「ぼかし」にするようなアプリなどがあります。
そういうアプリをうまく使えば小さいサイズで見るくらいであれば一眼レフにもぜんぜん引けを取らない写真ができます。
先日、私のサイトで、一眼レフで撮った写真とスマホで加工した写真をまぜてアップしました。
一眼レフで撮影したものもスマホで撮ったものもイメージに沿うように加工しています。
たとえば、少しエッジが効いた感じでラインを強調したりします。
8枚を生徒さんに見てもらってそのうちの3枚だけが一眼レフでした。
どれが一眼レフでどれがスマホかわかるか訊いてみたら、
ぜんぶが一眼レフだと思うという声が多かったです。
もちろんいろいろな工夫をしているのですが、スマホで撮影したものでもそういう状態がつくれます。
それくらいカメラの技術が発達しているということです。
その観点でサイトを見て「いいな」と思うものもオマージュの対象になり得ます。
それから、同業他社のサイトを参考にするのも悪くないのですが、
異業種のサイトを参考にしてサイトを作ることが私はけっこう多かったです。
たとえば私はパン教室をやっていましたが高級感のあるサイトにしたかったんです。
高級感というと私はホテルのサイトなんかがけっこう好きでした。
スタイリッシュモダンの系統いえば、たとえばコンラッドやハイアットなど。
あそこまで尖がらせるとアレですが、
そういった上質なラグジュアリーホテルのイメージを参考にしてフォントを真似たり、使っている色、背景の色、
そういうものを真似して作っていました。
アトリエ・リブラのホームページはグレーがベースになっていて、
それに金とグリーンという三色を中心に構成しています。
そして、差し色としてブラウンを少し使っています。
それで、全体的に高級感を表現できるようにしていました。
オマージュをしていくポイントとしては、
尊敬をしつつ、良いものを真似して取り入れるときに、
同業他社もいいけれども異業種から持ってきてしまうほうが、
その業界にない新しい風が入ってきて、新鮮でお客さんの目をひくものにもなったりします。
オマージュをするときのご参考にしていただければと思います。
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