教室の差別化コンセプト作りが難しい、どうすればよいでしょうか?【教室開業・集客コンサルタント 横浜東京大阪 スカイプ全国対応】

高橋貴子の教室の先生お悩み解決チャンネル【動画付】

こんにちは。高橋貴子です。

本日は

「教室の差別化コンセプト作りが難しい、どうすればよいでしょうか?」

についてお話をしたいと思います。

私がコンサルティングをさせていただく場合に最初にするお話として、
差別化をして何かについての一番になれることを見つける
ということをお話することも多いです。

でも、自分で自分のことを考えるのは難しいです。

でも、内なるもの、
自分が過去にしてきた経験などを書き出していくことで、
他とは違う教室を作っていけるような組み合わせを見つけられたりもします。

 

たとえば、
ある人がお菓子の教室をやりたいということでお話をさせていただきました。

お菓子教室はすごくたくさんあるので、
どの領域でその人がやっていくのがいいのかということでお話をしました。

そして、将来の方向性として
どういうことをやっていきたいのかということも合わせてうかがっていきました。

その人はイギリスに留学をしていた経験があって英語が堪能であるということで、
インバウンドで海外から来る人に英語で日本の料理を教える教室をしてはどうかということを話しました。

英語を使えればいいと思われてはいたようなのですが、
お菓子教室と英語を組み合わせることでまた違ったものが出来るので、
そういうコンセプトはどうでしょうかと提案もしました。

これも、その人が英語が使えて、
将来的にも英語が使える仕事がしたいと心の中に思っているということを書き出してもらって、
そこから組み合わせを思いついたものです。

 

だから、棚卸しは絶対に必要です。

それをすることによって、
今の時代に求められているものを考えるというのもひとつの方法です。

場合によっては、
その人の本質がうんとうんと掘り下げないと見えてこないということもあり、
今までの中では20枚くらい書いてもらったこともあります。

 

どういうときに感動をして、
どういう生い立ちがあったから今は教室をやろうと思っているのかというようなストーリーを訊いたりすることもあります。

その中から、
今のお仕事をなぜやっているのか、
どういう人に伝えたいのか、
そういうことを探っていくことがあります。

 

ただ、このときに注意をしなくてはいけないこともあります。

それは、「こうしたい」「こう伝えたい」という
自分の思いばかりを強調してしまうと独りよがりの組み立てになってしまうということです。

そうすると集客がしづらいです。

「こういう講座があったら喜ばれるかも」という前提があって、
その前提をリサーチで数字的に行うことも大切です。

 

すべてが当たるわけではないですが、
どれくらいの市場があればどれくらいの売上が見込めるのかという計算の考え方があって、
それをやっていくことによって少しでも精度を高めておきます。

また、それがうまくいかなかった場合にはコンセプト替えも考えます

情報発信をしていくと、
「こういうことは出来ませんか」とか言われてそれがヒントになったりもします。

差別化やコンセプト作りはそういう手順でやっていくことが多いです。

 

正解はありません。

いちおう、どういう方法でやろうというものを出してみて、
それで反応を見ながらまた変える。

 

ただ、あるていどの量がないと反応を見るということが出来ません。

たとえば「ブログを書いているけど人が集まらない」という相談を受けたとして、
どれくらいの頻度で書いているのかというと1週間に1記事くらいであればそれは無理です。

これが、毎日の投稿を3〜5ヶ月くらいやってそれでも反応がなくて、
誰にも探してもらえないとなれば、コンセプトについて考え直すということができます。

 

通常は、あるていどのリサーチをして「望まれる」というものをやればそれほど外れません。

私は電子書籍についてもお伝えをしていますが初年度は本当に集客に苦労しました。

2年目以降は法人相手に企画書を持っていったりして工夫をすることでようやく芽が出たという感じです。

 

結局はトライ・アンド・エラーでやっていかなくてはいけないので、
あるていどコンセプトが見つかったら外に発信をしていって、
それが本当に望まれているものなのかどうかを精査しながらやっていくのが良いです。

止まっているよりは前に進んで出してしまったほうが正しい答えが見つかります

 

みなさん「ちゃんと出来てから」という人が多いのですが、
「ちゃんと」というのはどこまでが「ちゃんと」なんでしょうか。

多少は不完全な内容であってもお客さんがそれに食いついてきたらそれが正解です。

望まれていることが分かったらそれを形にしていくほうがおそらくラクです。

そのあたりを加味しながらやっていくのが良いと思いますので、ご参考になさってください。

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